今年も猛暑・・・
脱水症と熱中症
梅雨が明け、7月になり夏が始まりました。
今年の夏も猛暑となることが予想されますが、平年よりさらに
高めの見込みと気象庁からの発表がありました。
本格的に暑くなる前に脱水症や熱中症の正しい知識を身に着つけて夏の暑さに備えましょう!
脱水症とは
からだの中の水分量(総体液量)は、体重の約60%を占めています。
体重約60Kgの成人男性では、体液量は約36Lとなります。
脱水とはこの体液が減少した状態であり、一般的な脱水の症状は、
体液が1L以上失われたときに出現します。
脱水症の予防のために、こまめに水分補給をしましょう!
①夏の猛暑ではのどの渇きを感じてから補給しても間に合わないことが多いです。のどが渇く前に意識して水分補給をしましょう!
②運動の際は水分だけでなく、汗で流れた塩分も補給する必要があります。
水1Lに対して1~2gの塩分を加えた食塩水が適当です。
ただし、心臓や腎臓に合併症がある場合には塩分の摂取にも注意する必要が
あるので自己判断せずにかかりつけ医に相談してください。
③アルコール類の摂取は脱水を助長する可能性があるので控えましょう。
熱中症とは
高温環境下で、体温の調節機能が破綻するなどして、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、発症する障害の総称です。
熱中症の予防のために
①エアコン等での温度調節、遮光カーテンやすだれの利用で暑さを避けよう
②外出時には日傘や帽子を着用しましょう
③吸湿性・速乾性のある 通気性のよい衣服を着用しましょう
④保冷剤、氷、 冷たいタオルなどで、からだを冷やしましょう
⑤集団活動の場ではお互いに配慮しましょう
糖尿病患者さんは、高血糖による浸透圧利尿や、神経障害による自律神経機能の低下から脱水や熱中症を発症しやすくなります。これらのことを参考にしていただき、暑い夏を乗り切りましょう!