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薬の用法(内服のタイミング)

新年あけましておめでとうございます。
今年もくすのき会と『さ~くる』をよろしくお願い致します。
2023年1月のブログを担当します薬剤科の安藤です。

みなさんはしっかり用法を守って薬を内服できていますか?
薬の用法って複雑でわかりにくいですよね。
今回は薬の用法について説明していきたいと思います。

まずは【食前】と【食直前】です。
どちらも『食事の前』を表しており混同されがちですが、しっかりと定義があります。
・食前は食事の30分前のこと。
・食直前は食事を食べる直前のこと。
食直前はお箸を持つ直前と思って頂けばわかりやすいかと思います。

次に【食後】と【食直後】です。
こちらも同様に『食事の後』ではありますが…
・食後は食事を終えて30分以内。
・食直後は食事を終えた直後のこと。
食直後はお箸をおいてすぐ、または食後にお茶を飲んですぐというイメージだとわかりやすいと思います。

最後は【食間】です。
『食事の間』と書くので、食事を半分食べて薬を飲むことだと勘違いしている方もいらっしゃいますが、実は
・食間は食事と食事の間で、食後2時間くらいのこと。
とされています。
食間に服用する薬は服用するときに胃の中に何も入っていない状態(空腹時)であることが重要です。なので食間であってもお菓子を食べた後ではダメです。

薬を服用するタイミングを間違えると、せっかく服用した薬の効果が弱くなってしまうことや、なかには効果が強くなって思いがけない副作用を起こしてしまう薬もありますので注意しましょう。

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