7月5日(日)に小岩アーバンプラザにて、糖尿病の料理教室が行われました。
管理栄養士による「ボリューム満点の糖尿病食を作ってみよう」という料理教室と、
看護師による「フットケアについて」の講義でした。
ボリューム満点の糖尿病食というテーマで、しらたきを混ぜかさ増ししたご飯で三色丼、野菜たっぷりでボリュームのある、なすのごまだれかけ、水菜とオクラのサラダ、フルーツというメニューでした。皆さんとても手際よく、短時間で盛り付けもきれいに作られていました。食べ終わった後、低カロリーなのにすごくおなかがいっぱいになった、カレーなどでご飯が増えてしまう時にしらたきを混ぜてみようと思うなどの感想を頂きました。
看護師によるフットケアの講義では、神経障害などで足の感覚が鈍くなっている場合の注意点や、足の洗い方など、糖尿病患者さんの足のケアについて学んでいただきました。食事や運動、薬などについては知識がある患者さんも、足のことについては今まではあまり気にしていなかった、靴下を履くことや足を清潔に保つことも大事だと分かったと、足についての重要性を理解していただけたようです。
今後も意義のある実習、講義が提供できるよう努めていきたいと思います。
【7/5くすのき会料理教室 感想】
・フットケアの講義をさせて頂きました。皆さんが、お話をよく聞いてくれたおかげでとても楽しく講義をすることができました。もっともっと皆さんとお話ししたかったです。大切な足、一緒に守っていきましょう。
<看護師 林絵里香>
・参加された皆さん、楽しく調理や食事をされており、食事療法について学びながら患者さん同士の交流を深めることができたと思います。今後もこのようなイベントを通して食事療法のポイントを身に付けていただけたらと思います。また、フットケアの講義や患者さんが普段実践している食事の工夫点など聞くことができ、私自身も勉強になりました。
<栄養科 千葉>
・気温が高い日でしたが皆さんに参加頂きました。毎回参加して下さっている方、今回初めての参加の方皆さん一緒に協力して料理を楽しく作られていました。味付けや分量も良かったと感想を多く頂きました。普段なかなか患者様同士で話す機会はないと思いますので、このような会が情報交換できる場になれば良いなと思っています。
<栄養科 行田>
・ボリューム満点メニューの通り、野菜たくさんでヘルシーで満腹になるメニューでした。しっかり減塩されていたのに十分に味があり、工夫すればおいしくできると勉強になりました。食事をしながらフットケア講義・情報交換(おしゃべりというより情報交換)と短いながらも充実した時間だったと思います。
<薬剤科 荒木>
・今回の料理教室のテーマは、過去の料理教室に参加いただいた方のご意見を参考に設定させていただきました。栄養士がご紹介した方法以外にも、患者様は普段から「ボリューム満点」の工夫をしているようで、今後は患者様のアイディアを紹介する料理教室というのもよいのではないかと思いました。
<栄養科 山本>
・三色丼がとてもおいしかったです。白滝を入れることでカロリー減!!!白滝を感じさせないご飯でした。白滝サイコーです。皆さんもお試しください。
<看護師 伊藤>
・加熱の調理が多く、調理時間が長くかかってしまうのではと思いましたが、皆さん協力されていて手際よく、早く仕上げることができていました。また、患者さんは野菜から先に食べることも習慣になっているようで、丼物を後から食べていました。フットケアの講義の後、テーブルごとに情報交換で盛り上がっていたのが印象的でした。
<栄養科 石川>