江戸川くすのき会主催のイベントで
「お弁当を食べながら食事療法～栄養素について～の講習会」
平成26年2月22日（木）13時～14時　江戸川病院で行いました。
今回の講習会は、食事療法をより細かくした栄養素について講習会を行いました。参加された方から「少し難しいな」というご意見もありました。もう少しわかりやすい形で講義できたらと思います。
また、参加者から積極的に質問もあり、お弁当も「季節感があって美味しい」というコメントも頂き、充実した内容になったと思います。
薄味で、脂っこい料理は控える必要性は十分に理解されていても、美味しい料理でないと、継続して食事管理はできません。
それをできるように、色々なアレンジ、工夫点など情報提供を今後もしていきたいと思っております。
是非、「江戸川くすのき会」のイベントに皆様が参加されるのをお待ちしておりますので、宜しくお願いします。

～お弁当のレシピ～

518kcal主食量120g（1日1400・1600kcalの場合）
473kcal主食量90g（1日1200kcalの場合）
573kcal主食量150g（1日1800・2000kcalの場合）
※その他栄養素：蛋白質34.3ｇ　脂質8.5g　炭水化物78.8g　コレステロール115ｍｇ　食物繊維6.8g　食塩1.93g　炭水化物エネルギー比率60％
 
 

１）炊き込みご飯

1. 米は洗ってザルに上げ水をきる。
2. 人参は千切りにしておく。
3. しめじは根元を切り落し舞茸は食べやすいように手でさいておく。
4. 油揚げは熱湯をかけ、油きりをし、縦半分にして幅１㎝の短冊に切る。
5. 糸こんにゃくはさっと茹であく抜きをし、３㎝くらいのざく切りにする。
6. 酒・みりん・減塩醤油で２～５の具材を煮て具材をザルにあけ具材と煮汁を分ける。
煮汁を加え、炊飯器の水分量まで水を足し具材をよく混ぜ合わせ通常通り炊飯する。
7. 炊き上がったら混ぜ合わせ色よく茹でておいたキヌサヤを添える。

 

２）鮭の紅葉焼き

1. 鮭は、酒・みりん・減塩しょうゆの半分の量で漬け１０分置き程味を浸み込ませる。
2. 1の鮭をオーブン又はグリルで焼く。
3. 人参は千切りにし、ホウレンソウは２㎝位の大きさに切り色よく茹でておく。
4. 茹でておいた野菜と卵、残りの調味料、片栗粉を加えて混ぜ合わせ中火にかける。
卵がもったりと重たくなってきたら火を止め、１の鮭を覆うように卵をのせる。
5. 卵に火が入るように再度オーブンまたはグリルで焼きあげる。

 

３）炊き合わせ

１．里芋は皮をむき沸騰したお湯で茹でてぬめりをとる。
（冷凍の物を使用すると簡単です。）
２．大根は１㎝幅の半月切りにする。
３．椎茸は石づきを取っておく。
４．オクラはガクをとり塩もみし熱湯で色よくさっとゆでる。
５．生麩は１㎝幅に切り熱湯でさっと茹でておく。
６．具材が浸るくらいのだし汁に調味量を加え煮汁がなくなるまで煮詰める。
７．茹でておいたオクラを添える。
（大根・里芋は、電子レンジを使用すると下処理がラクです。）
 
 

４）かぶの甘酢漬け

1. かぶは皮をむき5ミリ幅のイチョウ切りにして茹でておく。
2. 菊の花びらは手でちぎり、水で洗っておく。
熱湯に酢を少し加え（材料外）花びらを入れ箸で2～3回ほど混ぜたらザルに上げる。
3．調味料をよく混ぜ合わせておき、１のかぶと２の菊の花びらを加える。
上からラップをかけ平らにし、しばらく浸しておき、味が入ったら完成。
 
 

５）南瓜プリン

1. 南瓜は皮を剥きラップをかぶせ電子レンジで加熱する。
軟らかくなったら裏ごしをしておく。ミキサーにかけるとよりなめらかに
2. 牛乳を加えて温め、よく混ぜ合わせる。
3. マービー液状を加えてさらに混ぜ合わせ80℃位まで温める。
4. ふやかしておいたゼラチンを加えて混ぜ合わせ、ゼラチンを溶かす。
（沸騰させないように注意！！）
5. 粗熱が取れたら器にあけ、冷蔵庫で冷やし固める。
6. 固まったらマービー粒あんをのせる。