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注射薬

糖尿病治療に用いる注射薬は、大きく分けるとインスリンとGLP-1受容体作動薬の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴、注意事項について説明していきます。

【インスリン製剤】
インスリンとは、膵臓から出される血糖を下げる働きのあるホルモンのことです。24時間持続して出されて
おり、食事をして高血糖になるとそれに応じて追加で出されます。
インスリン製剤は、膵臓からインスリンが出せない状態やインスリンの作用が不足した状態の時に使用する
製剤で、いくつか種類があります。

<食後の高血糖を抑えるインスリン>
① 超速効型インスリン
当院採用品:ノボラピッド注フレックスタッチ
ヒューマログ注ミリオペン
アピドラ注ソロスター
ノボラピッド注100単位/mL

効くのが早いので、必ず食直前に投与してください。
投与した後にすぐに食事を摂らないと低血糖が起きるので注意してください。

② 速効型インスリン
当院採用品:ノボリンR注フレックスペン

超速効型よりは遅いですが、効くのが早いインスリン製剤です。必ず食前30分に投与してください。
投与した後に食事を摂らないと低血糖が起きるので注意してください。

<24時間の血糖を正常化するインスリン>
③ 持効型インスリン
当院採用品:トレシーバ注フレックスタッチ
ランタスXR注ソロスター
インスリングラルギンBS注ミリオペン「リリー」

約24時間効果が持続します。
食事に関係なく投与できます。

④ 中間型インスリン
当院採用品:なし
持効型インスリンよりは作用時間が短いですが、効果が長く続くインスリンです。

<混合型インスリン>
上記の異なった作用の2種類のインスリンを混合させたインスリン製剤です。
混合型インスリンには振ってから使わないといけない製剤もあります。

振ってから使用するインスリン
当院採用品:ノボラピッド30・50・70ミックス注フレックスペン
ヒューマログミックス25・50注ミリオペン

振らないとムラができるため、低血糖を起こしたり、十分に効かなかったりするため十分に振ってから使用しましょう。

⑥ 振らなくても使用できるインスリン
当院採用品:ライゾデグ注フレックスタッチ

インスリン製剤を使用している患者さんは食事療法、運動療法を怠ると低血糖が起きたり、体重が増加してしまいますので、注意しましょう。

【GLP-1受容体作動薬】
血糖が高くなったときに膵臓からインスリンを分泌させるインクレチンというホルモンを出させるお薬です。

副作用:腹痛・下痢・嘔吐。
血糖値が高くなった時だけ働くため低血糖を起こしにくいと言われていますが、他の糖尿病薬と一緒に使う場合には低血糖に注意が必要です。

当院採用品:ビクトーザ皮下注18mg (毎日投与)
トルリシティ皮下注0.75mgアテオス (週1回、同じ曜日に投与)

※トルリシティを打ち忘れてしまったときは?
・次回投与まで3日間(72時間)以上ある時
気がついた時点で投与し、次回からはいつもの投与日に投与してください。

  ・次回投与まで3日間(72時間)未満の時
    今回分は投与せず、次回からいつもの投与日に投与してください。

【インスリン製剤、GLP1製剤の保存方法】
<使用しているインスリン製剤、GLP1製剤>
室温で構いませんが、直射日光の当たらない場所に保存しましょう。夏場は車の中の置きっぱなしにしないようにしましょう。暑い場所に長時間置いておくと、薬の効果がなくなってしまう恐れがあります。

<未使用のインスリン製剤、GLP1製剤>
冷蔵庫に保存してください。ただし、ドアポケットに置いておくようにしましょう。冷蔵庫の冷気の吹き出し口の近くに入れるとインスリン製剤、GLP1製剤が凍ってしまう可能性があり、使用できなくなります。

【インスリン製剤、GLP1製剤の使用する際の注意事項】
① 空打ちを忘れずにしましょう。ほとんどの製剤は空打ち2単位ですが、ランタスXRのみ空打ち3単位なので注意してください。
② 毎回、針は変えましょう。
③ 打つ場所を必ず消毒してから打ちましょう。
④ 打つ場所を毎回少しずつずらして打ちましょう。

【針などの医療廃棄物の廃棄方法】
家庭ごみと一緒に捨てずにペットボトルなどに入れて、次回の来院時に薬局の窓口か処置室にお持ちください。

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